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オーナーより
昔、あるサロン主宰のワークショップで、サロンオーナーの即興のピアノ演奏で、みなで車座になって瞑想したことがあります。
その時に、見たビジョン。
何気に下を覗くと、紅い何かが見えて、「何？」と思った瞬間に、真っすぐに下へ下へと……。近づいてゆくと、青い惑星。そして、多くの紅い光が。
「あっ。祈りだ……」
それは祈りの灯（ともしび）だったのね。
次の瞬間、大地に降り立つと、周りには累々と息絶えた戦士たちが転がっている。あまりの光景に、わたしは慟哭しました。
「いったい、これは何なのだ！」と。神はいるのか？と。
青い青い空でした。優しい風が頬をなでてゆく。
絶望の中で、ふと視線を落とすと、倒れた兵士の指の間に小さな小さな芽が一つ。ああ、そうか。と、真っすぐに天を仰ぎ見たのでした。
 
そんなイメージをね。彼女に話したら大号泣でね、そこから生まれたのが、この『祈り』なのでした。